ずっと気になっていたことがあります。(今日は単なる独り言です・・・。ブログですみません。)
義務教育って生きていくために必要な教育をするところだと思うんですが、あまり現実に対して教えてくれないんですよね。
私が育ったのはそんなに都会ではなく、まわりの人は観光産業に携わっている人が中心で、それ以外の大人ってあまり知りませんでした。なので結果として勉強して学校の先生になることはすごいことだと思って子供の頃は学校の先生になろうと思っていました。
高校生ぐらいになって、医者や弁護士、会社員という仕事があることを理解し、大学生になっていろいろな企業があることを知りました。
信じられないくらい遅いですね。存在そのものは子供の頃から知っていましたが、具体的にどうやってなるのかとか、どういう生活ができるのかということなど身近にいなかったので知りませんでした。小学校の時に同級生で親が病院をやっている子がいましたが、中学は東京の私立の中学に行ったのでその後は知りません。学年で3,4名ぐらいそういう子がいました。
姉が高校を卒業して、中堅都市で寮のあるデパートに就職した時に、給与やボーナスの金額を知りとても驚いた記憶があります。純粋にすごいなと思いました。
小学校や中学校の時に直接いろいろな職業の人の話を聞いたり、どういう仕事をしているのか、どういう生活をしているのかを知っていたらもう少し違う人生だったかもしれません。
また、年金制度のことをよく理解するようになったのも社会人になってからだと思います。自営業と会社員の違いとか諸々です。厚生年金の金額など会社に入って定年退職する人の話を聞いて驚いた記憶があります。
健康保険についても高額療養費の制度などを知ったのは20代後半ぐらいだと思います。
もしかしたら社会の授業で習っていたのかもしれませんが、それが具体的にどう関わってくるのかは多分習っていなかったのではないかと思います。(勉強は自分で言うのもなんですが、当時のクラスの中では比較的できた方だと思います。)
それと、当然株式会社の仕組みなども社会の授業で習っていますが、それが将来こんなに身近に感じるようになるとは当時全く自分では想像できませんでした。
借金をすると利息を払わないといけなくて、預金をすると利息をもらえるとか基本的なことも生きていくための最低限の知識だと思います。
小中学生でもわかるようなレベルでもっと基本的な生活に関する経済知識を学ぶ機会があれば大人になってからより人々が幸せになれるのではないかと思います。(でも教科書を作るのは難しそうですね・・・。)
私は子供はいないですが、親が教えるしかないんでしょうかね・・・。そうだとすると既に子供の時に大きな格差が始まってしまうんですね。